QNO.8お仏壇のローソクの火はなぜつける？
A単にお仏壇の中を明るくするため、あるいは、お経を読む
時のあかりと考えます。しかし、大事なことは、お荘厳のひ
とつとして如来さまが私に向けて下さっているお心を深く味
わう上のお飾りなのです。
ですから、ローソクの火も、私がつけますが、ついた火は、
如来さまのお徳として味わうことが大切です。
ローソクには、２つの面があります。１つは、「光」で、
如来さまの智慧の光です。智慧の光は、私の心の奥底まで
も知り尽くし、迷いの闇を隈なく照らして真実に向かわし
める智慧の光です。もうひとつは、「熱」で、如来さまの
慈悲を表します。熱が氷を解かすように、お慈悲のぬくも
りが私の固く閉ざした心を解きほぐして下さるのです。し
かも炎のように休むことなく働きくださっている如来さま
の お心がローソクの火を通して伝わってきます。
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